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2014-08-02 ロボット大国日本が危ない?

[IT] 日本はロボット大国なのか

スリランカの職業訓練学校でメカトロニクスの教科を教えることになりそうであるが、彼らの期待は日本のロボット技術を習得することにあるのだろう。そこで少しロボットについて考えて見た。

日本はロボット大国なのか。

もう半世紀以上前に鉄腕アトム、鉄人28号などアニメの世界でロボットが誕生して来ており、アニメ日本と世界での一定の評価がある。一方、工場などでロボットが活躍し、物作り日本の評価も頂いている。これらが総合してロボット大国日本のイメージを作り上げているところである。

しかしながら、この二つは、一見近い関係にあるが実は全く別の世界である。

工場でのロボットは、その目的が自動化であるため自動機械であり、形状は何でも良くとにかく一定の作業を速く正確にこなしてくれれば良く、実用的な世界である。一方、アニメの世界に出てくるロボットは我々の日常生活において共存出来るロボットを想定しており、限りなく夢を追いかけている世界である。

この二つを結合して「ロボット大国日本」のイメージを作り上げているに過ぎない。

ソフトウェアが基本

ロボットであれ、自動機械であれコンピュータが内部に組み込まれている機械はソフトウェア(プログラム)で動いている。この部分を多くの人はロボットがあたかも人間に取って代わるかのように錯覚している。ソフトウェアは最終的にプログラムになるが、その手前ではセンサーから情報を得て、アクチュエーターへ送るために最適な動作となるようアルゴリズム(出力を出すための計算方法やその考え方)が組み込まれている。

ロボット自身、センサー、コントローラー、アクチュエーターがハードウェアとして構成されており、それをソフトウェアで動作させているのである。

この部分で日本が如何に世界で優位性を出すかがポイントである。既に工場では自動化のためロボットが使われているが生産現場で言えば、自動車工場、家電製品工場など量産のための生産ラインで使われる自動化機械としてロボットが必要に迫られ開発されてきた。次にどのターゲットを目指してロボットを開発するかは、そのメーカーの中長期戦略となるだろうが、それぞれの国の事情によるものが大きい。アメリカでは軍事用や宇宙開発のロボット(遠隔操縦型も含めて)がニーズにあるだろうし、日本では介護や地震救助、建設現場などで活躍するロボットがニーズとしてあるだろう。つまりロボットはニーズから生まれるものでその国の状況によるものと言えよう。

ロボットは「人間の代わり」であるが、その中には二つの方向性がある。ひとつは、人間の代わりに仕事をしてくれるもので、必ずしも形状に拘らず、危険なところで作業したり、単純な作業を繰り返し行うなどを目的に開発されている。

一方で、人型ロボットと言われ、外観を鉄腕アトムや鉄人28号に近づけ、あたかも「ロボット=人間のような外観」と言うイメージで開発される。これはアニメに出てくる鉄腕アトムや、鉄人28号でなく、あくまでも人間の形に見えるようにカバーを取り付けた機械である。その中ではコンピュータがありアルゴリズムが有りそれによって動いているだけである。人間にはとても取って代わるものではない。しかしアニメのような夢があり、日本がロボット大国と言われる所以でもあるので。評価出来る。

ITとメカトロニクスの違い

最近はITと言う表現がもっぱら使われている。Information Technology(情報工学)は情報をコンピュータで処理すると言う広い概念で使われる言葉で、一方、メカトロニクスはMechatronics = Mechanics + Electronics の通り機械技術と電子技術の融合と称され、かならずメカが存在する。広い意味でITの中に含まれる技術である。

同じく、コンピュータとコントローラはどうだろう。コンピュータは電子計算機であり、パソコンも含めて計算するのが目的の機械である。これに対し、コントローラは、コントロール(制御)することが目的で計算結果を外部に出力する機能を持つ。必要なら(多くの場合)センサー情報を入力し、計算結果をアクチュエータに出力する一連の動作を行うための計算機である。したがって、外部入出力用のインタフェースを備えている。

株[FX] システムトレードについて

システムトレードが株式投資、FXなどの世界で話題になっている。要するにコンピュータで売買のタイミングを計算させその結果をシグナルとして表示させたり、場合によってはそのまま注文を出したりすることもある。

一種の自動化であり、株売買ロボットとも言われる。

この世界にも同様なことが言える。つまりロボットは売買のアルゴリズム(シグナルを出すための計算方法や、その考え方)があり、それに基づいて作られたプログラムで動いているのである。

このルゴリズムがシステムトレードのストラテジとか呼ばれているものである。そしてストラテジはいくつもあり、その成績もまたそれぞれである。つまり100%はありえないのであるが、それはプログラムも人が作ったものであり、未来のことが分からないからである。

このストラテジについて説明すると、これもそれぞれの人が培って来た勝つための勘と経験をルール化したものである。その人がある局面は勝っていても、そのルールが適用されない場面では負けることになるので、リスクは必ず伴い、人が出来ない限りロボットも出来ないのである。ストラテジを選ぶのがシステムトレードの本命のようであるが、むしろ株に経験のない人が選んでも、全く役に立たない代物であることは間違いない。経験をしながら自分のストラテジを組み立てる必要がある。