定年後の生き方

定年後は人生の目的が必要?

定年退職後、何をすればいいかと悩む人は多い。それが分かっているので退職前、いろいろと調べ、試したりする。

しかしながら、実際に退職してやってみると、中々上手くは行かない。そして、また次のものを探そうとする。

次第に何をやっても上手く行かないのでやる気が無くなり、後20年もあるのに、どう生きていったらいいのかと悩むようになる。

私の場合も、定年後は海外旅行を楽しもうと思って3年半が過ぎた。旅をしている間は良いが、国内にいる期間の方が圧倒的に長いので辛い。

現在、2ヶ月の旅行から帰って来たばかりだが、次はいつ行けるかなぁ、どこに行こうかなぁ、と考えつつ、もう旅行も飽きて来たなぁ・・・となる。

何か別のものはないか。もっと長いスパンで取組めるものがいい。自分がこれまでやってきたこと、関心が持てることなどに思いを巡らしてみた。

色々とインターネットなどで調べて見た。その中で気を引いたのが、海外シニアボランティアだ。

ボランティアは初めてであるが、自分のこれまでの経験が活かせて、人のためになるのなら意義もある。

毎日、テレビを見て、散歩して、寝るだけの生活から少し意味のある生活が送れそうだと思った。

早速登録をして見た。経験のある分野としては、マイコン関係のソフト・ハード技術の指導・実践とした。専門は機械工学で、勤めていた会社での仕事は産業機械関係の設計だったが、マイコン関係の仕事を10年ほどした経験があった。

1週間ほどして電話があり、職務経歴書の提出を求められた。会社での勤めが38年間になるので、その間の職務・業務を調べるのには時間がかかった。

そして1週間後の一昨日、提出した。派遣元の要請が私のスキルに合うのか不明だが、何とか内定まで行って欲しいと思う。

ボランティア活動への参加は、人生経験で重要であると思うが、いまひとつピンと来ない。奉仕の精神と言うのは何かの信念、宗教など心から動かす何かが必要だと思う。

私の場合、退職後の有り余る時間の中で、何をしたら良いのか。自分が何かの役に立っているのだろうか。何のために生きているのだろうか、などと色々と考えた時、ふと気が付き、今後の人生を生き抜くための手段だと思った。

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