日本語教育ボランティア養成講座を受講
ここ加古川市の国際交流協会で開催された「外国人に日本語を教えるためのボランティアを養成する講座」を受講した。
目的は、外国人に日本語を教えることで新しい発見があることや、日本語を教える立場で理解することで、日本語への新しい知識を身に付けることなどである。
講座は9回で1回3時間の合計27時間の受講となる。受講者は30名で、6班に分かれて班毎に模擬実習を行う。教材は「みんなの日本語初級Ⅰ」「みんなの日本語初級Ⅰ教え方の手引き」を購入、後は講師が準備するレジュメである。
内容は日本人なら難なくしゃべれる日本語を外国人が勉強するための教え方を学ぶもので、模擬実習にて要領を身につけるものである。
特に語尾の変化、助詞の使い方などが難しく、また、他の外国語ではない表現なども難しいところである。(例えば、外国語ではgive は人から人へ与えることで、どの人称にも使えるが、日本語では、私は本をあげる、私は本をもらう、私に本をくれる、となる)
日本語教育では、英語などの言語を使わず、日本語のみで行うのが基本(他の言語に頼ってしまうので)で、寸劇、ゼスチュアなどを交え、意味を理解させることになるが、これも難しい。
ただし、訳本と言って、その国の言語で書いた「みんなの日本語」があるので、それを利用するのがベター。
最後の講義では、ベトナム人が各班1名学習者として参加、実習を行った。
ベトナム人は日本で3年間、各企業の訓練生として滞在しており、日本に来る前に半年ほど勉強をしているらしく、日本で半年ほど経つと(つまり計1年)簡単な日本語の会話が出来る程度になっているのに驚いた。
東南アジアを旅行していると、結構大学生が日本語でしゃべりかけてくることがある。
彼らは、日本に来た事も無く、日本語学校にも行っていないのに、簡単な会話が出来るのは日本のアニメで勉強したからと言う。
漢字などは分からないが、それでも素晴らしいと思う。我々英語を必死で勉強しても中々普通の会話も難しいのに。