スリランカに来て164日目

スリランカで満足な日々を過ごしているか?

週末一人アパートメントに居ると、「これで、僕のしたいことを実現しているのかなぁ?」と感じることがある。

月~金の週日は学校に行って、それなりに忙しくしているし、帰って来てからも、買い物、食事の用意、ウォーキングなど、やることはたくさんある。

しかし、週末になると、それこそ、朝の散歩から帰って来て、朝食、洗濯、掃除などしていると、昼食、それでテレビなど見ていたら、夕食の時間となるが、ふと気が付くのは、「ここに来て、これで第二の人生は満足なのか?」と思うことがある。

多くの考え、概念、価値観などが複雑に絡んで、どう評価すればいいのか、分からないが。

ボランティアとして、この国に役に立っているのかが、一番気になる。

それでここに来ているんだから、この国の人から感謝されることがないと、「何しに来たの」なんて言われると、もう居場所も無い。

幸い、ここの人は仏教徒で優しい。いつも暖かく迎えてくれるので、その心配はない。

次に、僕のセカンドライフの過ごし方がこれで良いのか?と言うことだ。

セカンドライフは海外旅行、海外ステイを満喫し、これまでにない経験、特に海外での異文化の中、言葉も民族も違う人達との交流などをして見たいと思っていた。

これには、今のボランティアが最適だ。旅行やロングステイより仕事の中で深く関わり合うことが出来るし、価値観なども理解し合える。

では、なんだろう。何か不思議に満たされない気分に襲われることがある。

これまでの経験ではなかったひとり暮らしだろうか。

時間がある週末などは、話す相手もいなく、テレビとパソコンの間を往復するだけだから、何か物足りないのかも知れない。

何の不自由もない日本での定年後の暮らしが、ここスリランカでは、常に問題が発生し、「なんだ、この国は?」と叫びたくなる気持ちも加わり、日本が恋しくなったのかも知れない。

とにかく、着任当初はもの珍しく週末は旅行などにも出かけたが、もうそんな気分はしない。

どこに行っても同じ感じだし、いつでも行けるし、一人で行っても面白くないし・・・楽しむ余裕がなくなって来たのかも知れない。

海外旅行からロングステイを経て、海外ボランティア活動へとパターンが変化して来た今、もう旅行を楽しむのでもなく、ロングステイを楽しむのでもなく、ボランティア活動を2年間するだけ。

日常生活的になって来たボランティア活動はもう単なる仕事そのものと言ってもおかしくない。

これを楽しみながら出来るのか、もう楽しむなんて縁遠いのではないか。

ボランティアと言えど、これは、何かを目的にする仕事なんだから、楽しむ余裕などある訳がない。

つまり、ストレスを感じる状況になって来たのだろうか。

元々、ボランティア精神とは別に単に海外にステイしたいとの動機で始めただけに、ここに来て、目的感が失われつつあるのは確かである。

このモチベーションを続けるには、ボランティア活動以外に楽しみを見付け出すか、ボランティア活動の中に好きなことを見つけるかのどちらかだ。

多分、後者が長続きするためには必要なことだと思われる。

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