失敗しない外壁塗装業者選び

外壁塗装工事を依頼する リノベート
外壁塗装工事を依頼する

外壁塗装業者に関して、昨年以来、十数件の見積を取って来たが、中々良い業者を見つけることが出来ない。

ここに来てようやく信頼のおける業者が見付かり発注することになった。

外壁塗装業者選びが難しいのは、発注内容が物品購入でなく、工事発注になるからで、物品購入のように仕様を明確にして比較が困難だからである。

もちろん、発注側の知識も乏しいことから、業者任せの見積になり、査定評価が難しい。

外壁塗装工事の見積依頼とは

どんな業者から選ぶか

業者の種類は下記に分けられる。

  1. リフォーム業者
  2. 外壁塗装業者(個人規模)
  3. 外壁塗装業者(中小規模企業)

この中で、「どんな業者が最適か」と答えを出すのは簡単ではない。

したがって、私の経験からどの業者が最適だったかを説明したい。

業者には、見積仕様を提示すること

外壁塗装工事の見積仕様として、下記を提示して依頼した。

  • 外壁面積:172m2(開口部を除く実塗装面積)
  • 軒天面積:40m2
  • 外壁面積:280m2(開校を含む全壁面積)
  • 足場面積:310m2
  • 塗装材料:フッ素系(F)、シリコン系(S)、光触媒(H)、ウレタン

見積書の比較

私が見積を依頼して、見積書の提示があった業者とその見積金額を示す。

  1. ホームペイント(姫路:個人規模):137万円→値引後115万円(F)
  2. ダイシン(加古川:中小規模企業):91万円(S)
  3. コンホームズ(加古郡:個人規模):226万円(F),182万円(S)
  4. 中里塗装(明石:個人規模):135万円(S)
  5. 伊吹塗装(姫路:中小規模企業):141万円(F),127万円(S)
  6. ふたばリフォーム(三木:リフォーム業者):110万円(F)
  7. アールイー(姫路:中小規模企業):160万円(F)
  8. 光テック(大阪:中小規模企業):160万(H)
  9. スマイル朝日(加古川:リフォーム業者):140万円(U)
  10. PSG(大阪:中小規模企業):288万円→値引後120万円(H)
  11. 夢咲塗装(姫路:個人規模):117万円(F)
  12. さんトク工務店(加古郡:リフォーム業者):135万円→値引後116万円(F)

これらの見積の過程で担当者から塗装仕様、施工方法、塗装職人の人数、経験年数などを聞き、業者を選ぶことにした。

外壁塗装業者はリフォーム業者が最適だった

結論を言えば、リフォーム業者が一番良い。

その理由は、リフォーム業者は、外壁に関する塗装以外の相談にも乗ってくれ易いから。

リフォーム業者は塗装業者に丸投げするのではなく(そんな業者は問題外)、外壁の状況によって、例えば庇・軒天の修理、外壁・屋根の修理などを相談し易く、その解決策を多く持っている場合が多い。

もし、塗装業者に相談しても、その部分の工事は余計な手間となるため、欲しくない。したがって高い目の見積りになり勝ちである。

リフォーム業者は、日頃付き合いのある大工、左官などの手が使い易く、臨機応変に対応出来るし、金額的にもリーズナブルになることが多い。また 、仕事のボリュームも増えることも彼らのメリットになる。

リフォーム業者は外壁塗装業者へ発注するので、その分上乗せされるから高くなるとの懸念があるが、何度か見積を取ってみると実績の多いリフォーム業者は小規模(家族規模)の外壁塗装業者を協力会社として持っており、価格的には抑えられている。

また、外壁塗装業者も顧客への出し値をしっており、直取引があったとしても、リフォーム業者へ提示する金額では出さず、リスクを見て結果的にはリフォーム業者と変わらない見積となる。

見積を取って分かったこと

何社か見積を取ると分かって来るが、塗装建物の塗装面積、塗装仕様、施工方法などの条件を一定にした見積を取ることで比較が簡単になる。

業者によって塗装面積は変わるが、この場合も、開口部を含むか含まないかで条件を提示させる。

最終的には合計金額で評価査定することになるが、平米単価を安くして面積を増やし結果的に高くなる場合もあるので注意が必要。

また、外壁の補修、屋根の補修、庇・軒天の補修なども相談して見積比較してみるのが良い。

こうして何社か見積を取ると世間相場が分かって来る。

私の家の場合、フッ素系(日本ペイントファイン4Fセラミック)で110万円程度が最安値と分かった。

これらの見積結果から最終的に3社に絞り、補修工事の見積を提示させて、総合評価を行った。

最終的にはさんトク工務店に決定した。その理由は追加工事分の差がリフォーム業者の方が適切であったためである。

外壁塗装業者は塗装以外の工事についてリスクを見た高め(安全側)の見積を提示する傾向にあるが、このリフォーム業者は補修工事についても適切な方法を補修工事業者と相談し、適切な価格で提示してくれた。

12社の見積比較からやっと決定した外壁塗装業者はリフォーム業者の「さんトク工務店」である。

外壁塗装工事は、「直接塗装業者へ発注するよりリフォーム業者を経由する方が良い」と言うのが私の結論だ。

どうしてかと言うと、塗装業者は塗装の仕事を取りたいため、手直しなど他の工事はよほど目につくか、こちらから言わない限り提案しない。

また、こちらから言っても、概算見積となり勝ちで、修理方法を検討した見積をするには別の業者を呼ばないといけないが、日頃付き合いのない業者に来てもらうと高くなる。

一方、リフォーム業者は日頃大工さん、板金屋さんなと仕事で付き合いがあり、気軽に見積を頼みやすく、融通も聞く。

外壁塗装となると、ついでに修理が必要な個所が出て来るものだが、この時、色々と検討が出来、適切な対応が出来るのがリフォーム業者であり、これを選ぶメリットがあると思う。

また、外壁塗装業者に直接工事依頼しても工事金額は安くならないのも事実。塗装業者が直に受ける場合、通常工務店などが取る工事管理費20~30%ほどが上乗せされるからである。

また、リフォーム業者が施主に出している価格も知っている。

外壁塗装工事の見積査定時のチェックポイント

私の場合、上記の12社から見積を比較したが、その時、下記の資料を提示することを要求した。

  1. 塗装仕様書
  2. 工事工程表
  3. 塗装以外の修理工事の方法

塗装仕様書は、塗装部分に対しての下地処理方法、塗料の種類と回数と量などを記載したもの。

手抜きをしようと思えば、回数と塗料の量を減らすことを考えるが、平米あたりの塗料が塗料メーカーから提示されているのできちんとした業者なら計算で出て来る。

業者によっては、それは企業秘密だとか、材料まで出せないとか言うところがあるが、そんな業者は止めた方が良い。

特に自社開発とうたっている塗装業者は要注意。(光触媒など)

塗料の種類は、シリコンやフッ素系があり、塗料メーカーによって塗料の値段が違う。

私の場合、ニッペのフッ素系塗料ファイン4Fセラミックを指定したので比較がし易かった。

もちろん、見積はシリコン系、フッ素系など数種類の仕様で提示し、比較しても良い。

下地処理は圧縮空気洗浄と高圧水洗浄があるが、圧縮空気での洗浄効果には疑問がある。

業者側の理由として工程を早く進めたいための便法として採用している。

下塗り、中塗り、上塗りの回数は重要である。

下地にもよるが、下塗りが塗装の品質を決めると言っても良いほどで、下塗りを1回から2回にすることで壁と表面の塗料との密着を良くし長持ちさせる結果になる。

中塗り、上塗りをそれぞれ1回、仕上げの塗料(シリコンとかフッ素とか)で行えば完璧である。

一般にシリコンでは10年、フッ素系で15年と言われているが、この塗装回数でそれをさらに延ばすことが期待できる。

塗装工事工程は1日1工程が基本。夏場、冬場により気温や湿度の違いもあるが、基本は1日1工程である。

つまり

 1日目:足場組立

 2日目:高圧水洗浄

 3日目:養生(窓枠などをマスキングして不要な部分に塗料が付かないようにする作業)

 4日目:下塗り1回目(下地処理含む)

 5日目:下塗り2回目

 6日目:中塗り

 7日目:上塗り(養生撤去)

 8日目:木部鉄部塗装(下地処理含む)

 9日目:検査

10日目:足場解体

塗装面積や天候の加減で1工程が2日に延びたりすることがあるが、基本は1日に2工程をしないことである。

修理工事は鉄部木部の修理や壁面のクラック補修、屋根の雨漏りなどの修理がある。

参考見積を他業者にも依頼して比較するのが良い。

見積のチェックポイントとしては、材料費と工賃を査定すると良い。

材料はホームセンターなどでの値段を参考にし、工賃は何人で何日程度かを割り出せば人数×15,000~20,000円で査定できる。

業者の見積が一式となっている場合や、修理箇所が複数ある場合、個所毎に重複した見積をして、金額を膨らませる傾向があるので注意が必要だ。

非常に手間ではあるが、これらの項目を細かくチェックし、クリアすればいい業者が見つかると思う。

12社からの見積比較でこれらのチェックをクリアしたのはさんトク工務店であった。

外壁塗装の多彩な売込み手法

外壁塗装工事業界は仕事量を確保するため顧客探しに躍起になっている。そしてその手口も段々と悪質になって来ている。

顧客探しの方法は、1.ちらし、2.電話などによる訪問販売、3.インターネットでの広告など。

全体的に見て、良心的な塗装工事業者は皆無と言っていいほど悪質なのが多い。

この家にも飛び込みで2件、電話で3件の売込みがあった。

それ以外には、こちらからインターネットで2件、ちらしで1件、他のリフォーム工事で発注した業者からの2件、合計10件の見積を取り業者の質、金額などを比較してみた。

驚きの手口の数々

電話の場合多いのは、「現在実績つくりのため2~3件の顧客を対象に工事費無料、塗料代のみで外壁塗装を行っている」の手口。

こういう業者は決まって最初に会社の説明、塗料の説明を長時間かけて行い、その後適正価格の何倍かの見積を提示してくる。

そして、これが標準工事の見積金額だと言う。塗料代だけでいいとは口実。

塗料代を聞いても、それは仕入れ価格だから言えないなどと言って、結局はその半額~7掛け程度にする値引き戦術だ。

もともと2~3倍の金額提示をしておいて、安く見せかける手法は古い。

大体この手口で来る業者には、「先に見積金額を出してくれ」と言う。

こちらの判断基準があるので平米いくらで出来るかをチェックすれば高いか安いかが直ぐに分かる。

この手の業者は大きく宣伝広告費を使ってあたかも立派な会社であるかごとく見せかけ、塗料も高級な塗料(光触媒とか)を持ってくる。

この業者の名前は、光テックアールイー(RE)だ。

インターネットを使った例

塗装110番と言うサイトがある。

ここは全国規模で外壁塗装業者を紹介し、受注時に業者から紹介料として頂くビジネスモデル。

このため、外壁塗装業者も紹介料として30%程度を価格に上乗せするため非常に高くなる。

外壁塗装の適正価格を掴む方法

インターネット経由での業者紹介では適正価格の1.5倍程度、電話訪問などは2倍から3倍が多い。チラシの業者でも2倍程度の見積だった。

では安いところはと言うと、ホームページも無い電話とクチコミで顧客を開拓している業者があったが、会社へ行ってみると看板も無い。

それでこの見積をリフォーム会社へ見せて交渉すると金額を合わせて来た。

つまりリフォーム業者の取り分を削りその工事業者の見積金額まで下げてきた訳だ。

これぞ適正価格に一番近い金額でいい工事をする秘訣だと考える。

このような多くのチャンネルで近づいてくる外壁塗装業者が多い昨今、このように知恵を出して適正価格の良質な業者を見つけ出す方法もある。

ぜひ、参考にして欲しい。

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