仲間のボランティアはどれくらい働いているのだろうか?
海外ボランティアを始めるきっかけ・目的はいろいろあると思われるが、どのような環境でどれくらい働くのかが気になるところ。
もちろん、派遣先により、またボランティアの活動内容により一概には言えないが、ここスリランカで活動しているボランティアが、どれくらいの時間活動をしているのか、紹介したい。
ボランティア活動に参加する手順は、まず、ホストオーガナイゼーション(派遣先)から日本のボランティア団体(派遣元)に派遣要請があり、その内容に沿ったボランティアが選ばれ、派遣されることになる。
派遣後は、ローカルコーディネーターと言う現地の人により対応することになるが、多くのボランティアの活動状況を詳細に把握するのは困難で、問題が生じた時だけ、対応するのが一般的である。
したがって、ボランティアの活動は、派遣先の管理と言うことになり、派遣先との合意の下、活動することになる。
活動内容は予め決めているので、その内容に沿っての活動時間となる。
たとえば、日本語を教える派遣先は、初級中級のクラスは地元スリランカ人の先生で担当し、上級クラスのみ日本人ボランティアが教えている。
ところが、1クラスしかないので、授業としては、週に2時間ほどとなる。
また、ある大学で土木を教えているボランティアは、週に1日1.5時間の授業を持っているだけである。
私の場合、自身の範囲で出来る仕事は自身のスケジュールで進められるが、例えば発注などこちらの人、組織、会社などが関わってくると、極端にスピードダウンしてしまう。
その結果、待ち時間が多くなり、仕事が進まない日も多い。
これが現実的なボランティア活動の実態だろうと思う。
これは時に我々日本人にとって、ストレスに感じるかも知れないが、そこはスリランカ。
その空白の時間をうまく使ってやって行くのが必要かも知れない。