水道の漏水により、水道料金請求が40万円に跳ね上がって、ビックリしたのは、6年前の2012年10月検針のこと。
2017年に漏水検出システムの開発に取組んで約1年半、いろんな改造、変更を行って来た。
当初、マイコンはSTM32を使用していたが、より安価で柔軟性の高いESP-WROOM-02に変更した。
現在システムは安定して稼働している。
水道漏水検知システム回路図
この漏水検知システムは、各家庭の水道配管にある水道水供給公社が設置した水道メーターに光反射型のフォトセンサーを取り付けて、流水時の反射信号を検知し、正常使用か漏水かを検知するものである。
水道メーターの蓋を開けると、水流によって回転するローターと言うインジケーターがある。このローターは星形をしており、目視にて回転状況が確認できるようになっている。
本システムでは、このローターに赤外線LEDの発光を当て、反射光をフォトトランジスタで検出する方法を取っている。
赤外線LEDには約40mAの電流を流した時、ローターからの反射光により流れる二次側電流出力は、実測で約0.22~0.24mAであった。
よって、トランジスタのベース抵抗を約3kΩとし、ベース電圧0.6Vを超える電流をトランジスタに流すようにしている。
その結果、流水時(ローター回転時)トランジスタのコレクタ電圧が0.1~2.5Vに振れ、信号の取込みが出来る。